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地獄作家
夜勤終わってバーベキューに行こうと先輩に誘ってもらった。バーベキューってどんな格好で行くのかわからなかった。嘉江さんのTシャツを着ていた。
ただ悲しくて疲れた。どいつもこいつも汚いと思った。こういう嫌な気持ちがどっとでて頭が痛くなる。山奥でやったので炬燵に入りたくて震えていた。こういうところでみじめな態度をとるのはほんとに嫌でへらへら笑っていた。あからさまな顔もしたくない。もうよく知らない人とゲロみたいなものを食べたくない おいしいお酒の一滴が無くなって 一秒でも早くうちのベッドで眠りたいと思った
笑っていたけど おばあちゃんがわたしの飲んだ酒の瓶をがさがさ漁っていて、燃えるゴミは入ってるかしら、瓶は、とか独り言を言っていたのがもうほんとにやめてほしかった 心が潰れた